2012年12月28日金曜日

投資スタイルと業者選択

さて、今回は投資スタイルに合った業者選択についてお話したいと思います。

FXの世界では大体以下の4つの投資スタイルをとっている方がいます。

・スワップ派
・スイング
・デイトレ
・スキャルピング

それぞれの違いについてまずご説明します。


[スワップ派]
ざっくり言えば外貨預金を目的として投資をする手法です。

例えばニュージーランドドルの金利は現在6.5%です。
一方日本の金利は0.3%です。
ニュージーランドドルの相場が1ドル60円のときに1万ドル買ったとします。
これは日本円を60万円借りてニュージーランドドルを1万円買い、それを預金したのと同等の効果となります。
日本円は借りているので金利が0.3%かかり、ニュージーランドドルは預金しているので金利が6.5%つくことになります。
差し引き6.2%分の金利分である1万×0.062=37200円をもらえるというわけです。
こいつこそがスワップ金利です。
(正確には短期金利の変動でスワップ金利は変化します。)
そして、これを主な収益とするトレーダーをスワップ派と呼んでいます。

-メリット-
・外貨預金より、口座開設、預金手数料、指値手数料等が格段に安いです。
・くりっく365系と呼ばれる証券会社に預ければ外貨預金より税金が安いです。
・レバレッジをかけることができる(手持ちの何倍ものお金を運用すること)ので、収益を更に倍増させることが
 出来ます。
・基本的にポジション調整(売り買いすること)を行わないので毎日相場にかじりつきたくない方には向いています。

-デメリット-
・他のトレード手法に比べ、資本に対する収益が小額になります。
・数年に一度の大暴落相場にぶつかると強制ロスカット(アセットコントロール)により立ち直れないほどの損失を
 被ります。

-オススメ証券会社-
・税金を気にするなら…たぶん、岡三オンライン(手数料73円、くりっく365)
・スワップ金利が高い業者…【ヒロセ通商】、フォーランドフォレックス、アトランティック・トレード
・スワップ金利が低い業者…121証券(低い業者も重要です)

ちなみに、私は【ヒロセ通商】、フォーランド、121証券は使ったことがありますが、岡三オンラインだけ無いです。
手数料に関してはピカイチだったので掲載しました。


[スイング]
数日間に渡ってポジションを保有し続けるトレードをスイングといいます。

-メリット-
・売り買いが少ないため、デイトレやスキャルピングに比べて手数料が少なくて済みます。
・ポジション確認を1日1回、ポジション調整は数日に1回するだけなので、時間の少ない方でも実施しやすい
 スタイルです。

-デメリット-
・ほんの数時間でマーケットが思惑と逆に進んだときリスク管理が遅れ取り返しのつかない損害を出してしまう
 ことがあります。
 (先日の深夜の大暴落時に命を落とされた方が多数います。)
・週明け相場(相場の値が週末から大きく変わる)に弱いです。

-オススメ証券会社-
スワップ金利も高額で、スプレッド(手数料みたいなもの)が小さい証券会社がいいでしょう。
【ヒロセ通商】
Foreland Forex


[デイトレード]
数時間ポジションを保有し、寝る前には基本的に決済するトレードをデイトレードといいます。

-メリット-
・取引回数が多いため、ある程度の期間で実力差がでます。つまり、勝つ確率の高い方法を発見できれば
 スイングよりも安定した収支を得ることが出来ます。
・原則チャートを常に見ることになるため、損切りが早くなり破産リスクは小さい投資法といえます。
・寝る前には手仕舞うため寝ている間の大暴落や週末の突時に気付かないまま損失を出すと
 いうことはありません。

-デメリット-
・取引回数が多いため、スプレッド分の経費がかかります。
・チャートから離れられなくなります。

-オススメ証券会社-
スプレッドの小さい業者を選択すべきです。
・FXTS
クリック証券
パンタ・レイ証券「みんなのFX」
MJ
・121証券

[スキャルピング]
原則数秒から数分で決済する取引スタイルを言います。

-メリット-
・取引回数が非常に多いため、1週間から1月で実力差がでます。つまり、勝つ確率の高い方法を発見できれば
 デイトレよりも更に安定した収支を得ることが出来ます。

-デメリット-
・数銭単位の値動きで決済するため、スプレッド分の経費が尋常じゃなくかかります。
・チャートのことで頭が破裂しそうになります。

-オススメ証券会社-
・売買単位が小さい方…FXTS、クリック証券パンタ・レイ証券「みんなのFX」MJ、121証券
・売買単位が大きい方…マネーパートナーズFXプライムトレイダーズ証券

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